
夕方のそんなに混んでいない日比谷線。
六本木駅で白いレースのワンピースを着たお嬢さんが
私の隣に座った。
いきなりチョコレートのにおい。
「ガサガサ、ムシャムシャ」の音。
菓子パンを隣でモリモリ食べ始めた。
食事後、彼女は化粧ポーチから鏡を取り出し
眉を描き、ビューラーで睫毛をカールし
マスカラをこってり
そしてグロス→チーク・・・・
車内は、ほとんど彼女のプライベートルームかバスルーム。
目の前に便器があったら用を足しそうな勢いだったので
「誰か、このお嬢さんに便器をお持ちして!!」
なんて意地悪な言葉が頭に浮かんで笑いを堪えてしまった。
「家でやろう。」
そう言ってあげれば良い。